フットメザは子供の遊びとしてブラジルで始まりました。当時は、洋服のボタンやガラス製の時計カバーを道具として使っていたそうです。その後、1929年にジェラルド・カルドゾ・デ・デコルト氏によって最初の公式ルールが定められ、スポーツとしての歩みが始まりました。
1988年にはブラジルスポーツ評議会(CDN)の承認を受け、正式にスポーツとして認められました。ブラジルテーブルボタンサッカー協会(CBFM)は、「1タッチルール」、「3タッチルール」、「12タッチルール」を公式ルールとしています。これまでに1タッチルール24回、3タッチルール20回、12タッチルール19回の全ブラジル大会が開催され、今日では各大会とも、ブラジル各地の予選を勝ち抜いた200人以上の選手が出場しています。また現在、ブラジルには14のフットメザリーグがあり、競技人口も30,000人にまで増えています。
2009年5月に初めての世界大会がハンガリーで、2012年6月に第2回世界大会がブラジルのリオデジャネイロで開催されました。リオ大会には世界11カ国(ブラジル・アルゼンチン・カナダ・イタリア・ルーマニア・セルビア・ハンガリー・ポルトガル・アメリカ・日本)の130名の選手が出場し、フットメザ競技が世界に広まりつつあることを示しました。
使用される道具も、時代と共に様々な素材へと変化・改良が重ねられました。現在はアクリル素材のものが最適とされています。